そもそも、企業としては災害対策や停電対策としてデータセンターを利用している場合が多いわけですが、そのデータセンターが停電に襲われたら一体どうなるのでしょうか。よく知られている対策としては無停電電源装置(UPS=Uninterruptible Power Supply)や、自家発電装置の設置です。無停電電源装置は停電時に商用電源から電力を受けるタイプと、電力を蓄積するタイプがあります。どちらにしても対応できる停電時間は10分〜30分です。それ以上停電が続く場合は、自家発電装置で対応するように組み合わせているデータセンターが多いようです。この自家発電装置はディーゼルエンジンとガスタービンエンジンの二種類があります。ディーゼルエンジンは起動時間が短く、発電効率が良いのが特徴です。それに対してガスタービンエンジンは小型で軽量、低騒音・低振動が売りです。データセンターは、敷地内のオイルタンクに発電機用の燃料を蓄えています。その量によって連続運転時間が変わってきます。アメリカではデータセンターの規格として、この燃料の貯蓄量から割り出す連続運転時間にランクを設けています。TIER3で72時間、TIER4で96時間です。しかし、日本では頻繁に停電が起きることはないので、過剰な評価であるという意見もあります。無停電電源装置や自家発電装置以外にも一時的停電対策として、二次電池(蓄電池・充電式電池)を使用する静止型無停電電源装置があります。地震などの災害時にはこういった装置がデータセンターでは役に立つといわれています。